PAULSON(ポールソン)
『ALL AT ONES(オール・アット・ワンス)』

オール・アット・ワンスオール・アット・ワンス
ポールソン

バッドニュース音楽出版 2007-07-24
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前作「ALL AT ONES」を、新たにリミックスし直し、5曲の新曲を加えた内容。機械的なダンスビートを、フィジカルな人力ドラムで叩き、エモやエレクトロニカの影響が強い美しいギターサウンドと重ね合わせた、異色なサウンドを展開しているバンド。アルバム全体に穏やかで寂しげな空気が漂っているが、たとえ切ない気分になっても、つい踊りたくなるような奇妙な明るさがある。まる下降しているエレベーターが、上昇しているような不思議な感覚。そのふあふあとした浮遊感が彼らの魅力だ。彼らもまたDoghouse Recordings=エモレーベルというイメージを払拭させることに貢献し、エモという規制の枠にとらわれない新しく自由な発想で、新しい世代の一角を担っている。ニュージャージーのパンクって、個性的なサウンドのバンドが多いですね。