SEED OF PAIN (シード・オブ・ペイン)
『 Champions Of Chaos (チャンピオン・オブ・ケイオス)』


18年9月に発売されたサウスフロリダのクロスオーバー・ハードコア・バンドのデビュー作。ここ数年、FORCED ORDER (フォースオーダー)やPOWER TRIP(パワー・トリップ)などを中心に、クロスオーバー・リバイバルと呼ばれているが、このバンドもこのシーン属している。

 

だがフォースオーダーやパワー・トリップとは、微妙に異なるサウンドを展開している。スラッシュメタルとオールドスクール・ハードコアとの折衷スタイルが多いなか、90年代のハードコアのテイストがふんだんに取り入れている。とくにギターソロからは、BIOHAZARD(バイオハザード)からの影響を感じるし、ヒップホップな歌いまわしが特徴的だ。809年代のスラッシュメタルと、90年代のヒップホップなどのハードコアを折衷したスタイルなのだ。

 

歌詞は怒りや絶望、復讐、痛みなど、内面的でネガティヴな要素が目立つ。サウンドにはけっして怒りや絶望などの要素に満ちていないが、そこにはパワフルな力強さ鋼のような屈強さを美へと昇華したメロディーがあり、ハードコアの魅力がふんだんに詰まっている。クロスオーバー・リバイバル・シーンのなかでもギターソロが特徴で魅力のバンドだ。