ノースカロライナ州のシャーロット出身のエモーショナル･ハードコア･バンドのデビューEP。Turning Point(ターニング･ポイント)やHave Heart(ハヴ･ハート)などのエモーショナル･ハードコア･バンドに影響を受けたサウンドで、汗がほとばしる熱気と困難に立ち向かっていく男くささが、No Longer at Ease(ノー･ロンガー･アット･イーズ)の魅力だ。
シンプルな8ビートのドラムと3コード･ギターを中心に、男くさいOiコーラスと気合の入ったボーカルが、力強く前進んでいく熱気に満ち、憂いに満ちたなメロディック･ギターが、心の陰の部分を照らすような展開。
歌詞は、“One And The Same(全く同一の)”では、<あなたはあなたのやり方で運命を変えた。私は私のやり方で運命を変える。私たちは同じではないから、運命も決して同じではない>と歌い、“What Will It Take(何が必要ですか)”では、<人生は続く、私たちの日々は忘れ去られる～私たちの運命を変えるためには何が必要ですか >と歌っている。
<(人生を生きるのに)簡単なことはない>という意味のバンド名が示している通り、人生の障害や困難に悩み苦しみながらも、決してあきらめず、立ち向かっていく姿勢が伺える。
人生とは絶望や苦しみという困難に立ち向かってこそ、価値のあるもの。そんな意志の強さと忍耐力と熱いアティテュードが魅力のバンドなのだ。