A Knife in the Dark (ア・ナイフ・イン・ザ・ダーク)
『One Way Needle(ワン・ウェイ・ニードル)』

ノースカロライナ出身のヴィーガン・ストレートエッジ・バンドの2作目のEP。Earth Crisis(アース・クライシス)やHeaven Shall Burn(ヘヴン・シャル・バーン)から発展したメタリック・ハードコア・バンドで、荒れ狂うドスの効いた怒声ボーカルと、ハンマーのような金属的なギターのリフに、システムエラーのようなメタルのフレーズを合わせたサウンドが彼らの特徴なのだ。

“Self-Destruction Calls(自爆コール)”や“Inherent Fault(固有の障害)”、“One Way Needle(一方通行の針)”という曲とタイトルが示す通り、そこには精神破綻者のような狂った世界観がある。

激しくマッドで狂った勢いの重くヘヴィーなハードコア。彼らなりのしっかりとした個性があり、次に発売されるであろうフルアルバムが、期待の持てる作品だ。