MSPAINT(エムエスペイント)
『Titan of Hope (チタン・オブ・ホープ)』


ミシシッピ州はハッティスバーグ出身のTurnstile(ターンスタイル)系ハードコア・バンドのシングル曲。

ハードコアにレゲェやダヴなどを融合し、雲の上を歩くような心地よくピースフルなサウンドを展開し、新世代のハードコアの象徴として人気を獲得したTurnstile(ターンスタイル)。そのTurnstile(ターンスタイル)が確立したサウンドフォーマットに改良を加え、独自にアレンジしたバンドがMSPAINT(エムエスペイント)だ。

DEVO(デーヴォ)にハードコアとアンビエントを加えたサウンドで、4打ちのテクノのように、一定のリズムからアゲのある展開。高いテンションの怒声とハードコア・ギターの激しさに、アンビエントなシンセが絡み合うサウンドには、激しさのなかに安らぎや心地よさがある不思議なサウンド。Turnstile(ターンスタイル)のように、ドラッギーさはなく、大自然の壮大さを見て心癒されるような、リラクゼーションに満ちた世界がある。

Turnstile(ターンスタイル)と同様、もはやここまでくればハードコアの範疇を超えてしまっている。だがここには音楽の最先端だと感じる新しさがある。Turnstile(ターンスタイル)と同様、MSPAINT(エムエスペイント)も最先端の音楽を追求している素晴らしいバンドなのだ。