No Cure(ノー・キュア)
『Cursed From Birth (カースド・フロム・バース)』

アラバマ州バーミンガム出身のメタリックハードコア・バンドの2作目のEP。EARTH CRISIS(アース・クライシス)やANOTHER VICTIM(アナザー・ヴィクティム)に影響を受けたヴィーガン・ストレートエッジ・ハードコアにデスメタルを加え、さらに激しくラウドにパワーアップしたサウンドを展開している。

デスメタル度がかなり高いメタリック・ハードコアで、超高速ブラストビートや、金属質で地獄の苛烈さのようなギターのリフ、地の底でブンブンうねる暴虐なベース、Converge(コンヴァージ)のような叫び声の入り混じったデス声など、すべてが低く重厚で、ヘヴィーなサウンド。

歌詞は、誕生したときから呪われているや、死を抱きしめたなど、無神論的で絶望や憎悪に満ちた内容が多い。曲や歌詞全体を含めヴィーガンストレートエッジ的な内容よりも、憎悪に満ちたメタル的な要素が強い。

EARTH CRISIS(アース・クライシス)から進化したヴィーガンストレートエッジ・ハードコアと、デスメタルが融合したNo Cure(ノー・キュア)は、最先端のメタリック・ハードコア・バンドであることに間違いはない。