アルゼンチンはブエノスアイレス出身のビートダウン・ハードコア・バンドのデビューEP。
Bulldoze(ブルドーズ)直系の王道を行くビートダウン・ハードコアをベースに、ブルータリティあふれるCold Hard Truth(コールド・ハード・トゥルース)などのユーロ・ビートダウン・ハードコアの要素を加え、ギャングの暴力性に仕立てたサウンド。
ミドルテンポのビートダウン・ハードコアに、連続で落とすビートダウンや、ダウンチューニングされた重いギター、ピッグスィール、暴走族のような煽情的なホーンなどを織り交ぜ、不快で凶悪な音を追求している。
『尊敬か尊敬か』という意味のタイトルで、スペイン語で挑発的に歌われた歌詞は、「運命」「ほら吹き」など、タフガイの怒りや屈服、報復などを歌っている。目新しさこそないが、南米らしいストリート・ギャングのやばい匂いがするビートダウン・ハードコア。