Bayonette(バイオネット) 『Divine Retribution(ディヴァイン・レトリビューション)』 (2026)

カルフォルニアはオレンジカウンティ出身のビートダウン・ハードコア・バンドの2作目のEP。

初期のころはWords Of Concrete(ワーズ・オブ・コンクリート)のようなビートダウン・ハードコアだったが、本作ではビートダウン・ハードコアに、ヘヴィなビートダウンのリフ、ヒスパニックのコーラスとライム、ピッグスィール、メタリックなギターなどの要素を加え、さらにメタル度がパワーアップしたサウンドを展開している。

ヘヴィなビートダウンに、メタリックでダウナーなメロディーの邪悪なハーモニーが加わり、アレンジのバラエティが豊かなサウンド。アグレッシブな攻撃性よりも、どこか落ち着きのある退廃がある。

『天罰』という意味のタイトルで、歌詞は「絶望的状況」「後がない」「逃げられない罪」「確実に追い詰められた状態」「追い詰められている」「逃げ場がない」など、追い詰められた者の闘争や報復がテーマになっている。

その殺るか殺られるかの歌詞には、ギャングのような暴力性を感じる。冷静にギャングが始末するような冷たく張り詰めた雰囲気が漂っている。まさにギャング・アティテュードのビートダウン・ハードコアと言えるバンドだ。