No Guard(ノーガード) 『Promo 2026(プロモ2026)』 (2025)

イリノイ州スプリングフィールド出身のOiバンドの3作目のEP。

野太いギターと男臭いヴォーカルに初期パンクのような憂いあるメロディーが特徴的で、Blitz (ブリッズ)からの影響が強いOi。

Oiといってもナショナルフロントや右翼の要素はなく、ワーキングクラスの男らしく屈強さが漂っている。歌詞は「人生の重荷」や「今の自分は、かつての自分の“半分の男”にすぎない」など、自身喪失や葛藤など内省的な内容が多い。

まるでワーキングクラスの悲劇を描いたレイモンド・カーヴァーの小説のような、ごく普通の人々の日常に潜む不安・孤独・崩壊・かすかな希望が入り混じった内容。80年代のイギリスOiに、Touche Amore(トゥーシェ・アモーレ)のような悲哀を含んだエモーショナル・ハードコアを融合した新しさと古きよきものが融合した今までになかったサウンドだ。