Recollection(レコレクション) 『Vivid Dreams(ヴィヴィッド・ドリームズ)』 (2025)
メリーランド州出身のエモーショナル・ハードコア・バンドの1st EP。
Recollection(レコレクション)のサウンドは、Touché Amoré(トゥーシェ・アモーレ)以降のエモーショナル・ハードコアを基調としつつ、さらに物憂げなメロディーを深く掘り下げたものと言える。
豪快さと繊細さが交錯するギター、激情的な激しい絶叫のなかに切なさが見え隠れするヴォーカル、激しさのなかを淡々とリズムを刻むドラム。なによりも物憂げなギターのメロディーがすごい。
『鮮やかな夢』という意味のタイトルで、歌詞は「信号が交差」「恋人たちの喧嘩」「ラストオーダー」など、二度と会うことのない恋人との別れの情景が蘇るほど、悲しく切ない。力強いパワーコードと響き渡るリードギターが融合からは、悲しみ、友人や愛する人、楽しい時間をいつまでも続かないという心情がこもっている。
青春という暑苦しさと沈む夕日の美しさと、触れたら崩れそうな脆弱さが見え隠れしているアメリカの現代の若者世代の青春ソング。いまどきの若者の感性が光る素晴らしい作品。