Quietdrive(クワイエットドライブ) – Deliverance (デリヴァーランス) (2008)

Label: ジャパンミュージックシステム

これはいい。燦然と降り注ぐ、真夏の日差しのようなギターノイズのシャワー。雲ひとつない青空のような明るいサウンド。派手で屈折したポップ感。08年に発表された2枚目のアルバムは、メロディックパンクやエモというよりもインディーロック。とくかくメロディーが派手で独特。サンディエゴギターから、ガレージ、ファンク、マタドール、レゲェーなど、色々な要素が詰まっている。

彼らの魅力とは、派手なメロディーと開放的で明るいサウンドにあるが、どことなく屈折を感じる。歌詞には、ストレートな表現が並び、感情の深みや言葉の裏に隠された真意などといった小賢しいものは存在しない。いうなら明るさのみのストレートな感情で勝負している。その屈折とはメロディーフレーズの展開の意外性にある。ストレートに表現するばより深みが増すフレーズパートの部分を、あえて意外性にとんだメロディーパートを導入しているのだ。だからインパクトが強く派手さを感じる。その部分に屈折したメロディーパートは心地よく、病み付きになる。これぞ真夏にふさわしい一枚。海に行きたくなる。

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