Flames of Betrayal(フレイムス・オブ・ベトゥレイアル)
『The Rain Reeks Of Heaven (ザ・レイン・レーク・オブ・ヘヴン)』

ノースカロライナ州出身のメタルコア・バンドのデビュー作。UNDYING(アンダイング)や PRAYER FOR CLEANSING(プレアー・フォー・クレンジング)に影響を受けたメタルコアをベースにしたサウンドだが、両バンドたちをさらにパワーアップさせたより迫力あるサウンドを展開している。

 

20年前の作品になるが、メタルコアの先駆者であるShadows Fall(シャドウズ・フォール)やUnearth(アンアース)の作品と聴き比べてみると、恐ろしいほどの迫力の違いに圧倒される。20年の間にメタルコアが、より過激に、よりヘヴィーに重く、よりメタリックでテクニカルなリフを加え、深化してきたのだ。

 

ここではメタルコアベースに、ブルータルで極悪ハードコア、メロディック・デスメタルのシンフォニックに叙情的なメロディー、高速リフ、ブラストビートにデス声を、まるで合体怪獣のように各パートを合成し、凶暴なひとつのサウンドに仕上げている。

 

ときには地獄のうめき声のように聞こえ、ときには巨大なハンマーのようにメタリックで重く、野獣のように凶暴で、躁病態の高速アグレッシヴなサウンドのようにも聞こえる。超攻撃的なメタルコア・サウンドなのだ。

 

独創性こそ薄いが、いろいろなヘヴィネスを切り貼りする能力はセンスすごい。メタルコアの進化もここまで来たのかと感じさせるアルバムなのだ。