Bombardement(ボンバーデモント) 『Le Futur Est Là (レ・フュテュール・エスト・ラ)』 (2022)

フランスはボルドー出身のハードコア・バンドの2作目。イギリスの80年代を彷彿とさせる懐かしいスタイルのハードコアだ。

女性ボーカルの低く抑えられた怒声と、Discharge(ディスチャージ)のような2ビート2コードのハードコアに、GBHのようなシンプルで野太いギターをベースに、ギターソロが絡む展開で、エネルギッシュに満ちた激しいスピードで間段なく駆け抜けていく。

基本のベースは変わらないが、前作まではヒステリックに聴こえた女性ボーカルの怒声が、低く抑えているため、重みを増したサウンドに若干変化している。

どの曲にも80年代のメタルやハードコアの懐かしさが漂っている。ゴミ、電気で動く、千の死者、不眠症、毒、金を返せなどの猥雑で嫌われ者のような内容の歌詞からは、冗談とも怒りとも笑いとも忌避ともとれるような姿勢が伺え、前作まであったシリアスさがなくなっている。

それにしても理性が吹き飛ぶような激しいスピードと勢いはすごい。近年のアメリカやイギリスでは、あまりいないタイプのサウンドだ。精神的な重さこそあまりないが、シンプルでネイキッドで懐かしさを感じるゴリゴリのハードコア・アルバムだ。

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