Plague of Existence(プレイグ・オブ・イグジステンス) 『Divine Failure (ディバイン・フェイリァ)』 (2024)
カリフォルニアはサンノゼ出身のメタリック・ハードコア・バンドのデビューEP。フューリーエッジと、All Out War(オール・アウト・ウォー)やMerauder (メラウダー)といったメタリック・ハードコアと融合させたニュースクール・ハードコアの進化系と言える作品。
地獄の底から響くような重厚でノイジーなメタルコア・リフ、G.I.S.Mを彷彿とさせる怒声ヴォーカル、恍惚とした陶酔感を帯びたフューリーエッジのギター、そして破壊的に叩き落とすビートダウン。世界の終焉を思わせる破壊力の中に、どこか酩酊した空気が漂っている。
「厄病な存在」というバンド名と、『神の失敗』というタイトルが象徴するように、「弱者には慈悲はない」「お前らの嘘、お前らの強欲、お前らの悪、お前らの力」といったフレーズを通して、人間の堕落した欲望や、神の存在を否定するサタニズム的世界観を描いている。
激烈で重苦しく、絶望を想起させるデス・メタリックなハードコアに、フューリーエッジ由来の酩酊感を融合させ、メタリック・ハードコアを新たな次元へと進化させた。Plague of Existence(プレイグ・オブ・イグジステンス)ならではのオリジナリティが光る一作である。