Manos De Fierro(マノス・デ・フィエロ) (2024)
カルフォルニア州サン・レアンドロ出身のメタリック・ハードコア・バンドによる2作目のEP。Sunami(スナミ)、OUTTA POCKET(アウタ・ポケット)、SNUFFED ON SIGHT(スナッフド・オン・サイト)らと並び、新世代の西海岸ハードコアを牽引する存在のひとつ。ギターの音色が特徴的で独特なハードコアを展開している。
グルーヴィーなニューヨーク・ハードコアを軸に、連続して叩き落とすようなビートダウン、粗削りなデスメタル・ギター、地鳴りのようなブラストビート、独特な音色のギター、叩きつけるようなリフから変則的に刻むリフまで、バラエティ豊かなフレーズが交錯。さらに、スペイン語によるヴォーカルが加わることで、他に類を見ないケミストリーを生み出している。
歌詞はメキシコでFuck Youという意味の「チンガットマドラ」や「血の取引」など、マフィアの世界の掟や、嫌いや奴に対する侮蔑的な言葉などにあふれている。
シリアスな臨場感こそサウンドに漂っていないが、地の底でズンズン揺れる重低音からの静かな暴力を感じる。Twitching Tongues(トゥイッチング・タングス)に感じるのような、ハスキーで独特なハードコアな作品。