Iron Mind(アイアン・マインド) 『Test Of The Iron Mind(テスト・オブ・ザ・アイアン・マインド)』 (2024)
オーストラリア・メルボルン出身のニュースクール・ハードコア・バンドによる3作目。
90年代ニューヨーク・ハードコアを彷彿とさせるグルーヴィーなリフに、叩きつけるようなブレイクダウン、全身全霊を込めたヴォーカルとシンガロングが重なり、ミドルテンポながらテンションの高いサウンドを展開する。
「No Fate(ノー・フェイト)」では、〈俺を見てくれ、こんな日が来るとは信じられなかった!〉と歌い、自分の夢を叶えるためには少数の意見や流行に流されず、他人に笑われても自らの意志を貫くことの大切さを訴える。「Solitary Realm(ソリタリー・レルム)」では、自らの孤立を認識し、そこから抜け出さなければさらなる悪影響に苦しむことになると理解しつつ、その困難さを歌い上げる。
人生の困難や挫折を経ても信念を貫く強い意志、そして苦難を乗り越えた先に訪れる最良の瞬間を描いた、まさに人生賛歌ともいえる作品だ。アルバムタイトル『鉄の精神の試練』が示す通り、不屈の精神を歌い上げた熱き一枚となっている。