Bad Beat(バッド・ビート) – LP 2025 (2025)
デトロイト出身のハードコア・バンドによる2作目。Shark Attack(シャーク・アタック)、Mental(メンタル)、Bracewar(ブレイスウォー)といったバンドからの影響を受け、シンプルなオールドスクール・ハードコアを展開している。
前作同様、ファストコア的要素が強く、簡潔な曲が多い。ただし激しさの面では、前作以上にパワーアップ。怒りと憎しみを叩きつけるドラム、全力を振り絞るヴォーカルの怒声、シンプルなハードコア・ギター――すべてが衝動的で熱いサウンドを生み出している。ときにはブレイクダウンやストップ&ゴーを交え、アクセントを加えている点も特徴だ。
歌詞では「間違った世界への俺の復讐だ」「俺は俺のやるべきことをやる。あなたのようなバカは必要ない」「生き地獄から抜け出して、昔の自分に戻りたい」といったフレーズが並び、嫌悪感を抱く相手への怒りや、修羅場をくぐった経験が吐き出される。ビートダウン・ハードコアに典型的な、タフガイの戯言が中心となっている。
サウンド的にはオールドスクールなファストコアだが、アティテュード的にはビートダウン・ハードコア。デトロイトという生か死かという危険な土地柄が反映された作品なのだ。