GRIDIRON(グリッドアイアン) 『poetry from pain(ポエトリー・フロム・ペイン)』 (2025)
YEAR OF THE KNIFE(イヤー・オブ・ザ・ナイフ)、NEVER ENDING GAME(ネバー・エンディング・ゲーム)、PAYBACK(プレイバック)の元メンバーによって結成された、ビートダウン・ハードコア・バンドによる2ndアルバム。
地元ペンシルベニアのバンドKRUTCH(クラッチ)やNO RETREAT(ノー・リトリート) といったビートダウン・ハードコアのレジェンドから影響を受けつつ、ヒップホップの要素を融合させて進化したサウンドを展開。前作に比べてラップ・メタル色は控えめになり、より純度の高いビートダウン・ハードコアへと傾倒。ヘヴィネスを増した本作は、90年代東海岸を彷彿とさせるノイジーで荒々しいコード・ギターを軸に、ヒップホップのライム、シンガロング・ヴォーカル、ブラストビート、そしてビートダウン特有のグルーヴが鋭く融合。研ぎ澄まされた破壊力とハイテンションな勢いで、新世代のストリート感覚を鮮烈に提示している。
タイトルは「痛みから生まれた詩情」を意味し、歌詞には「お前らはゴキブリのように散り散りになる」「俺たちが前進すればお前は後退する——ゲームオーバー」といった、敵対者を叩き潰す挑発的なフレーズが並ぶ。
ペンシルベニア・ビートダウン・ハードコアの伝統に、ヒップホップとストリートの感性を掛け合わせた最先端のサウンド。Pain of Truth(ペイン・オブ・トゥルース)やSunami(スナミ)といった現行シーンの旗手とも呼応しながら、新世代の感覚を体現するビートダウン・ハードコア・バンドの快作。