Hindsight(ハインドサイト) 『Demo '24』 (2024)

ニュージャージー州とペンシルベニア州、デラウェア州のメンバーによって結成されたストレートエッジ・バンドのデビューデモ。

Lifetime(ライフタイム)やTurning Point(ターニング・ポイント)の意志を継ぐストレートエッジ。そこにSiege(シージ)などのファストコアの要素を加えた80年代のクラシックなハードコア。

ドスの効いた迫力ある怒声、広範囲に燃え広がるようなノイジーなギター、スローテンポからハイスピードと変わっていく曲展開。古典的なハードコアでオリジナルティこそ希薄だが、尋常でない迫力がHindsight(ハインドサイト)の魅力。

「Dying To Say(言いたいことが山ほどある)」では、<お前のクソみたいな目に全てが見える>と歌い、「At Peace(平和)」では、<たださよならにしてほしい、 そうすれば心が安らぐ>と歌い、「Something To Hide(隠すべきもの)」では<君の言葉は信じられない、全てをあきらめ、自分自身をあきらめた >と歌っている。アルコールやドラッグにおぼれた友人に対して、失望と怒りに満ちた態度で接している堕落した仲間を軽蔑するほど、嫌悪と憎悪の感情でドラッグやアルコールを断固拒否している。

彼らの熱さの正体とは、自分自身を奮い立たせるような熱さではなく、軽蔑を持って他者を非難する闘争的なストレートエッジ。まさにLifetime(ライフタイム)やTurning Point(ターニング・ポイント)のストレーエッジをブラッシュアップさせたバンドなのだ。