Issues (イシューズ) – Black Diamonds (ブラック・ダイヤモンズ) (2012)

アトランタ出身のニューメタル・バンドの12年に発表された6曲入りのデビューEP。オルタナプレスの未来を担うメタルコア・バンド10選の1位に選ばれた実力だけあって、現在、注目されているバンドでもある。個人的にはメタルコア・バンドというよりも、スクラッチなどのリンプ・ビスキッドのようなニューメタルやエンターシカリなどのユーロビート、ヒップホップなどの要素をブレンドし、発展させた、メロディック・デスメタルバンドの進化系だと捉えている。

そのサウンドは、ユーロビートの近未来的でミステリアスなデジタル・サウンドに反響する美声と、荒廃した都市のような重厚でノイジーなギターのリフとデス声の、二律背反する要素がぶつかり合うサウンド。たいていの人ならば、ヘヴィーミュージックに対してうるさく不快な要素を追求した音楽だという印象を持っている人も多いと思うが、ここでは都会的でおしゃれなものとして処理している。それがこのバンドの魅力といえるだろう。まさに新世代を代表するいろいろな要素が混ざった新しい形のヘヴィーロックなのだ。