LOST CAUSE 904(ロスト・ケース904) 『I Dont Have The Time(アイ・ドント・ハヴ・ザ・タイム)』 (2024)
フロリダ出身のユースクルー系ハードコア/パンク・バンドの4作のシングルを挟んで発表されたデビューEP。AFIや、Terror(テラー)、Gorilla Biscuits(ゴリラ・ビスケッツ)、Kill Your Idols(キル・ユア・アイドル)、Jorjiana(ジョージアナ)などのバンドから影響を受け活動を始めたバンドで、スピーディーなオールドスクール・ハードコアを展開している。
怒声気味の歌声やOiコーラス、ストップ&ゴー、スピーディーで荒々しくエネルギッシュなハードコア・サウンドや、パーカーを羽織った姿からはユース・クルーからの影響がかなり強い。ストレート・エッジなのか、そうでないかはわからない。タバコを片手にアルコールの缶をぶちまけるジャケットや歌詞は「病んだ社会」「俺とお前との違い」など、ストレート・エッジだと思わせる内容を歌っている。
本作では、2020年のコロナ禍で亡くなった友人について、ヴォーカル、Mitchell(ミッチェル)の心の健康状態をテーマに歌詞を書いたそうだ。
そこでは友人や人生に対して、Mitchell(ミッチェル)が抱いていた怒りと憎しみが詰まっている。おもに憎しみという視点で生まれ作品だそうだ。次に発売予定のフルアルバムは、悲しみに焦点を当てた作品を作るそうだ。
サウンド的にはユースクルーから影響が強いが、心の奥に突き刺さり、訴えかけるような、熱意と衝動がある。熱い気持ちにさせてくれる作品だ。