LUNAR FICTION(ルナ・フィクション) 『Does Anybody Remember Laughter? (ダズ・エニバディ・リメンバー・ラフター)』 (2009)

カルフォルニア出身のディスコエモバンドのデビュー作。このジャンルのバンドって、ユーロビートやダフトパンクのようなテクノが多いのだけど、彼らは80年代のファンクとエモを融合している。しかもロックギターのファンクではなくて、ラッパズボンでラブ&ピースの鉢巻を巻いたアフロヘアーの黒人が、くねくね踊るようなハウスよりのファンク。だからピコピコ機械的な音がなっているデジタル音より、擦り切れたテープのようなブイブイいうアナログ的な低音が主体。まるで志村ケンのヒゲダンスをイメージとさせるサウンドだ。低音がアクセントになっているため、明るくはじけて踊るというよりも、暗闇で目をつぶりながらリズムに合わせるように、しっとりとしている。それでいて、どこかコミカル。低音をアゲるギターのシャワーも心地よい。