RESURRECT(リザレクト) 『Salvation(サルヴェイション)』 (2024)
オーストラリアはメルボルン出身のメタリック・ハードコア・バンドのデビュー作。Legion(リージョン)などのデスコアを中心に、Shatterd Realm(シャッタード・レルム)のようなビートダウン・ハードコア、Deformity(ディフォーミティ)やAction(アクション)からの影響を感じるフューリーエッジを掛け合わせたサウンド。
デスメタルの悪魔を討伐する中世の騎士の世界観から、どこか甘美で終末観を連想させる重くノイジーなリフ、地響きのようなブラストビート、煮えたぎる地獄の窯のようなビートダウン、抑鬱されたデス声が、どこか人生を放棄したような気怠い感情を紡いでいく。
歌詞は「救済」「二度とない」「永遠」など、永遠と続く気怠さと絶望を歌っている。『救い』というタイトルには、悪魔主義的な救われることのない魂という意味が込められている。
ここではビードダウン・ハードコアのようなストリートの怒りや攻撃性はない。デスメタルのサタニズムが、ダウナーな甘美と混ざった作品なのだ。