Sicario Beatdown(シカリオ・ビートダウン) 『Relentless(リレントレス)』 (2024)
Cold Hard Truth(コールド・ハード・トゥルース)、6Weapons(6ウエポンズ)、TRC、50 Caliber(50キャリバー)、Violetta Villas(ヴィオレッタ・ヴィラ)、Bun Dem Out(バン・デム・アウト)、Maldito(マルディタ)といったバンドのメンバーが所属する、ロンドン出身のビートダウン・ハードコアバンドによる2021年発表の1st EP。
これらのバンドを掛け合わせたようなサウンドで、スピーディーなハードコアからミドルテンポのビートダウン・ハードコアまで自在に切り替わる迫力が魅力となっている。
氷のように冷たく薄情な、重くノイジーなギター。心を追い詰めるように冷酷に沈み込むビートダウン。パトカーのサイレンの緊張感、人を追い詰めるような迫力のデスヴォイス。犯罪と暴力の匂いを漂わせる極悪なサウンドが全体を支配する。
バンド名「殺し屋のビートダウン」や、「容赦ないビートダウン」「無条件の憎悪」「裏切者」といった歌詞からは、裏切り者を容赦なく葬るマフィアの世界観が浮かび上がる。
本作は、ビートダウン・ハードコアの中でも特に犯罪や暴力と結びついたバイオレンスを強調しており、イギリスの犯罪組織の闇を音楽で表現した作品と言える。