The Starting Line(ザ・スターティング・ライン) – With Hopes of Starting Over(ウィズ・ホープス・スターティング・オーバー...) (2001)

メロディックパンクの創始者とはブリンク182。まじめにも不良にもなれないコンプレックスを抱えたごく普通の若者の気持ちを代弁した、初めてのバンドだ。明るく開放的に、アウトドアな楽しさを世間に提示し、メロディックパンクという新たなジャンルを確立させた。その青春のイメージを、甘酸っぱくさらに強固なものにしたのはこのバンドではないか。01年に発表されたEP。デビュー作にしてすでに彼らの個性が確立されている。安価なレコーディングで音の悪さこそ目立つが、この時点でジミーイートワールドとブリンク182の影響が強いギターメロディーに、アメリカンポップスのキャッチーな歌い方という、彼らのサウンドスタイルが確立されている。いうならエモとメロディックパンクの折衷スタイル。日本でエモとメロディックパンクの区別がつきにくい理由も、いい意味で彼らの功績があるからだろう。この作品を聴くと、まるで初恋のころの、視界に映るすべてが楽しく希望に満ち、光り輝いていたころを思い出す。一生に一度しか味わえない人生の一コマを、みごとなまでに切り取った作品だ。

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