ノー・サブスタンス バッド・レリジョン エピックレコードジャパン 1998-01-27 |
2ビートのメロコアから8ビートに変わり、伝統的なアメリカン・カントリー、ロックを取り入れた98年発表の10枚目。ここではメロディーや激しさよりも、重さを重視している。いつもの外に向かってアジテードする気迫がなく、地の底でうねりをあげるようなねっとりとした重さが支配している。ところどころに、むかしのカントリーのようなコーラスを導入しているところから、グラフィンのルーツ回帰の動きが見える。やはりブレッドの穴は大きいと感じる作品だ。