レセピ・フォ・ヘイト バッド・レリジョン エピックレコードジャパン 1995-02-01 |
劇的に変わった93年発表の7作目。異色な作品。ブレッドの「過去に例がないくらい、いろんなことに挑戦した最も多彩なアルバム」という発言どおり、前作の変化をさらに突き詰め、実験性に富んでいる。伝統的なアメリカンロックのスライドギターなどを導入し、激しさよりも重さを重視し、いままでなかったスタイルの曲が目立つ。基本的には、ハードエッジなギターの曲と、カントリー調のさわやかな曲の2つに分かれている。パンクの枠をはみ出ない限りのいろんなことにチャレンジしているが、その試行錯誤が“アメリカン・ジーザス”という名曲を生んだ。この曲だけでも聴く価値のある作品だ。