スプリットEP ドロップキック・マーフィズ フェイス・トゥ・フェイス フェイス・トゥ・フェイス ドロップキック・マーフィーズ ビクターエンタテインメント 2002-03-21 |
02年に発表されたドロップ・キック・マーフィーズとのスプリット。全6曲入り。フェイス・トゥ・フェイスは、このあと発表されるアルバムから1曲と、ドロップ・キック・マーフィーズとスティフ・リトル・フィンガーズのカヴァーを収録。たいするドロップキックマーフィーズは、『ブラックアウト』から1曲とCCR、ザ・プレスのカヴァー曲を収録。マニアックな選曲だ。
それにしてもフェイス・トゥ・フェイスは、いつになく熱い。アイルランド人やスコットランド人であることに誇りを持ったバンドたちをカヴァーしたためか、全作品を通してこれだけ熱く男臭い彼らの姿を初めて見た。ドロップ・キック・マーフィーズは、政治的なメッセージを全面に出し、サウンドも力強く、こちらも熱い。
このカヴァーを聴いていると、どちらかといえばフェイス・トゥ・フェイスにあたえた影響のほうが、大きいと感じる。初期パンクやアイリッシュトラッドなど、新しい要素を学べたし、その精神性の根底にある熱さも確実に学び取っている。
いずれにしても両者ともにパンク精神を貫いている。お互い熱く男臭いスプリットだ。