500 Miles Down By Law Out of Step |
『パンクロックアカデミーファイトソング』からのシングル・カット。“500マイルズ”の原曲は、スコットランドのフォーク/ガレージ・ロックバンドのザ・プロクレイマーズのカヴァー曲。自分たちのオリジナルティーソングではなく、この曲をシングルカットするということは、よほど気に入っているのだろう。事実インタビューでは、カヴァーをするときは、「ものすごく好きな曲か嫌いな曲のどちらかしか選ばない」。と、語っていた。もちろんこの曲は前者。スローテンポからいきなり激しくなっていくアレンジや、原曲のよさを忠実に守ろうとする姿勢から、ものすごく愛着のある曲だということが理解できる。ダウン・バイ・ロウ風のパンクアレンジが施されていて、激しくも熱く爽やかに仕上がっている。
そして“アット・ホーム・イン・ウエストランド”は『ブルー』から選曲でライヴ録音。“ダウン・ザ・ドレイン”はデビュー作からで、これもライヴ録音。そして“アット・ホーム・イン・ウエストランド”と“ダウン・ザ・ドレイン”は、新ギタリストのサム・ウイリアムズⅢによる、勢いとスピード感が増した新しいアレンジが施されている。
カヴァー曲をシングルカットするあたり、パンクバンド所以のひねくれた一面がうかがえる。