Does Anybody Remember Laughter? Lunar Fiction VECCA RECORDS 2009-03-03 |
カルフォルニア出身のディスコエモバンドのデビュー作。このジャンルのバンドって、ユーロビートやダフトパンクのようなテクノが多いのだけど、彼らは80年代のファンクとエモを融合している。しかもロックギターのファンクではなくて、ラッパズボンでラブ&ピースの鉢巻を巻いたアフロヘアーの黒人が、くねくね踊るようなハウスよりのファンク。だからピコピコ機械的な音がなっているデジタル音より、擦り切れたテープのようなブイブイいうアナログ的な低音が主体。まるで志村ケンのヒゲダンスをイメージとさせるサウンドだ。低音がアクセントになっているため、明るくはじけて踊るというよりも、暗闇で目をつぶりながらリズムに合わせるように、しっとりとしている。それでいて、どこかコミカル。低音をアゲるギターのシャワーも心地よい。