アメリカは北東部にある地域出身のストレートエッジ･ハードコア･バンドのデビューデモ。
ハードコア･パンクよりのシンプルなサウンドで、2コードで荒々しく進む野太いギターとヒステリックな金切り声の女性ボーカルが、ハードコアの怒りをぶつけていく展開。
ここにあるのは、意識と理性が吹き飛ぶまでのたけり狂うほどの怒り。歌われている内容は、最低賃金で働かされることに対しての怒りや、格差や賃金の搾取といったシステムを作り上げた上の世代への怒りについて。日本でも起こっている格差と貧困に対し、目に見える形で訴え、怒りをぶつけている。
日本と違いアメリカでは直截的な怒りをぶちまけているAnklebiter(アンクルバイタ―)。虐げられたアメリカの、いまどきの若者らしい感性を持ったバンドといえるだろう。