インディアナ州ブルーミントン出身のユースクルー・リバイバル・バンドの7曲入りのデビューEP。
ハードコアとパンクの中間にあるサウンドで、バリバリ響く不協和音なギターとヒステリックな怒声ボーカルが特徴のバンド。
CHAIN OF STRENGTH(チェーン・オブ・ストレングス)やTEN YARD FIGHT (テン・ヤード・ファイト)、YOUTH OF TODAY (ユース・オブ・トゥデイ)などのユースクルー・バンドたちからの色濃い影響を感じるサウンドだが、力強い韻を踏む女性ボーカルにOiを合わせるなど、velocity(ベロシティ)ではのかなり独特な曲がある。
ベースのChance(チャンス)のみストレート・エッジで、メンバー全員、ユースクルー・リバイバルやストレートエッジにこだわりがないようだ。だがユースクルーの古き良きサウンドスタイルを踏襲し、そこに女性ボーカルとOiコーラスを融合した、ユースクルー・リバイバルの新しい形であることに間違いはない。インディアナのバンドらしい新世代のユースクルー・サウンドなのだ。