SOUL GLO(ソウル・グロー)
『DisNigga (ディスニガ)』までの活動を振り返ったインタビュー

———2021年6月19日にEpitaph Records(エピタフ・レコーズ)と契約しました。バイデン大統領が署名したことで、6月19日が奴隷解放記念日「ジューンティーンス」と名付けられたアメリカ連邦の祝日に制定されました。6月19日にEpitaph Records(エピタフ・レコーズ)と契約した経緯を教えてください。

P:Epitaph Records(エピタフ・レコーズ)は俺たちに興味を持ってくれたんだ。多くの交渉を経て、契約した。2021年6月19日は偶然にも俺たちの生活に変化をもたらした日だった。適切だと思ったから、その日を選んだんだ。

SOUL GLO

———『DisNigga, Vol. 2 (ディスニガー,Vol. 2)』は『DisNigga, Vol. 1 (ディスニガー,Vol. 1) 』の続編です。『DisNigga, Vol. 1(ディスニガー,Vol. 1) 』と違い『DisNigga, Vol. 2 (ディスニガー,Vol. 2) 』ハードコアな曲が多いです。『DisNigga, Vol. 1 (ディスニガー,Vol. 1) 』と『DisNigga, Vol. 2(ディスニガー,Vol. 2) 』のコンセプトの違いを教えてください。

P:コンセプトに違いはないんだ。ただ作った曲が『DisNigga,』の続編であると感じたら、タイトルを『DisNigga, Vol. 3(ディスニガー,Vol. 3) 』にするつもりでいる。巻が増えるまで待っててくれ。

“B.O.M.B.S.(ボムズ)”では<あなたは私たちの心を取ることはできない。そして私はあなたが試してみるのを見て笑うのが大好き。>と歌っております。歌詞の意味を教えてください。

P:<あなたは私たちの心をとることができない>とは、誰も俺たちを模倣することが出来ないという意味なんだ。俺たちが発言することを、誰も同じように言うことが出来ない。俺たちの曲を、他人が俺たちと同じように演奏することが出来ないことを確信している。

———SOUL GLO(ソウル・グロー)の歌詞全般を通して、銃や警察権力などを持った白人が、弱者である黒人に対して、暴力を振るい、時には殺人を犯し、黒人を収監するという、白人が強者で黒人が弱者というアメリカ社会の構図がよく分かりました。アフロ・アメリカンであることの過酷な状況が伝わってきます。もしご迷惑にならなければ、アメリカ社会におけるアフロ・アメリカンの現状を教えてください。

P:興味深い質問だけど、答えることはほぼ不可能なんだ。なぜなら、答える人によって、答えが違うから。アメリカでの黒人の生活と個人が経験する内容は多様だ。2人として同じ経験をした人はいない。それでも同時に、黒人としてこの国にいることは、非常にありふれた経験がたくさんある。俺たちの文化は、違いがあると同時に、類似点もたくさんある。俺に関して言えば、多くの痛みを伴う経験をしたけど、それは本当に美しくいい思い出だ。このバンドに入ってから、いろいろな黒人アーティストと知り合い、友達になり、一緒に多くのことを学んだ。一緒にツアーを周ることを目標とし、ともに音楽で生計を立てる機会を得た。ひどく過小評価されているパンク・シーンで、お互いに演奏し合うことで、多くの音楽スタイルやトレンドを学び、多くの経験を積ませてもらったよ。

———SOUL GLO(ソウル・グロー)というバンドを通して、世の中に伝えたいメッセージがあれば教えてください。

P:俺たちはライヴを演るのが大好きなんだ。俺たちのライヴを観たいのならメールを送ってほしい。

———SOUL GLO(ソウル・グロー)にとってパンクとは何か?教えてください。

P:パンクとは俺たちにとって愛する音楽であり、パンク精神にあふれた音楽しか作りたくない。パンクではないけど、創造の精神にあふれた音楽や、アートはたくさん世の中に存在している。俺たちはいつもそんな音楽を聴いて、創造的なアートを観て感動している。

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———最後に今後の予定について教えてください。新作を発表などがありますか?

P:今後数か月の間に、新しくたくさんのシットな出来事がやってくる。俺に言えることはそれだけだ。俺たちの音楽に興味を持ってくれて、ありがとう。

 

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「DisNigga, Vol. 2 」