So Wrong,It’s Right オール・タイム・ロー KICK ROCK INVASION 2009-04-01 |
通算2枚目のアルバム。前EPと比べると、ここではメロディーよりも、勢いを重視。やるせない気持ちから、突き抜けていくような楽しさに変わった。小気味よいスピードのドラムのビートには、軽快な嬉しさを感じ、エモーショナルに高鳴っていくギターコードには、未来への希望に満ちている。全曲、控えめな至福感に溢れ、若さと初々しさを感じる。まるで朝日を浴びてきらめく、しずくのような輝きだ。変わったところではメロディーや女性デュエットなどもある。シンプルで独特なメロディーも健在で、コラースワークも絶品。このバンドがいま人気を博している理由がわかる。ブリンク182からアタリスをへたメロディックパンクの、真の後継者であることを知らしめた作品だ。