Best of Punkrockdays Down By Law Epitaph 2002-04-14 |
02年に発表されたベストアルバム。ここで収録されている曲は、デビュー作から5作目までのエピタフ・レコーズから発売されたアルバムから厳選。ゴーカート・レコーズに移籍した6作目からは、レーベルの違いからか、ここでは1曲も選曲されていない。
収録されている内訳は、デビュー作の『ダウン・バイ・ロウ』から2曲、2作目の『ブルー』から1曲、3作目の『パンクロックアカデミーファイトソング』から7曲、4作目の『オール・スクラッチ・アップ』から6曲、5作目の『ラスト・オブ・シャープシュ』から2曲、未収録曲はケルティックサウンドをギターに取り入れたビック・カントリーのカヴァー。合わせて19曲が収録されている。
ベスト盤といえば、シングルの寄せ集めやコンセプトが違いすぎるアルバムから収録しているため、まとまっていない作品が多い。だがここでは新しく発表したアルバムのように、よくまとまっている。しかもライヴのような展開で、ハイテンションで始まり、後味がスカットする爽快な終わり方をする。彼らの最高傑作として名高い『オール・スクラッチド・アップ』と『パンクロックアカデミーファイトソング』から集中的に多くの曲が収録されている。そのため、3作目と4作目の魅了が同時に味わえるし、彼らのインパクトの強い、いい曲がすべて収められている。この一枚で彼らのメロディック・パンクバンドとしての魅力がすべて集約されているといっても過言ではないだろう。それほどベストな曲が漏れなく収録されているし、全体のバランスが取れている。もし、初めて彼らを聴く人に勧めるなら、ぼくはこの作品を選ぶだろう。それほどバランスの取れたベスト盤なのだ。