This Is a Stick Up: Don’t Make It a Murder Hit The Lights Triple Crown 2006-04-10 |
オハイオ州出身のメロディック・パンク・バンドのデビュー作。06年発表。基本的にはブリンク182の変則メロディーと、ニューファウンドグローリーの骨太なギターコードを合わせたようなサウンド。リズム感が強く、骨太でパワフルで、脳天気に明るい。テクニカルなメロディック・パンクの走りともいえるバンドだ。この界隈のバンドたちと同様、彼らの歌詞も恋愛や自分についてなど、どこにでもある日常がテーマになっている。
彼らのよさは、ファッションやトレンドを否定し、日和見主義者を批判する姿勢と、潔さにある。「俺たちはオリジナルティーを追及しているバンドではない。他人にどう思われようが、ただ好きな音楽をただやっているだけ」という歌詞は、自分を正直にさらけ出しているし、太い芯があるバンドだということがわかる。メロディックパンクが本当に好きなんだなという姿勢がすごく伝わってくるし、なんとも爽快なバイブを放っている。