Live at the Roxy Social Distortion Time Bomb 1998-06-30 |
98年に発表された初のライヴアルバム。ロキシーというロサンゼルスでは伝統のあるライヴハウスで公演を収録。パンクバンドでこれほど大きな規模のライヴハウスで、3日連続で公演をはたしたのは、彼らが初めてだという。その充実度がこの作品では、如実に反映されている。アルバムでは人生経験をブルースやカントリーにのせ、枯れや円熟味を聴かせていたが、ここではうって変わってパンクの荒々しい演奏だ。全アルバムからまんべんなく選曲されているが、全曲、初期のころのような攻撃性に満ちている。音は厚く太くエネルギッシュで攻撃的で、激しく外に向かってアジデードしている。けっして内省的になっていない。彼らの作品のなかでどれが一番パンクかと聞かれたら、間違いなくこの作品を挙げるだろう。それほどアグレッシヴでいい作品だ。