Gates to Hell(ゲイツ・トゥ・ヘル)
『 Live at Like Minded Company(ライヴ・アット・ライク・マインディドゥ・カンパニー)』

ケンタッキー州はルイスビル出身のメタリック・ハードコア・バンドのライヴアルバム。デスメタルやメタリックハードコアに、ゴジックメタルやブラックメタルを加えた、ダークサイド・ハードコアとでも、呼称すべきサウンドを展開しているバンド。

“地獄の門”というバンド名が示す通り、サタニック色が強いデスメタル・バンドで、地獄や偽善、不運などについて歌っている。紫色に塗られたジャケットが示す通り、不吉な世界観を持ったバンドだ。

サウンドはニュースクール・ハードコア以降のメタリック・ハードコアをベースにしたサウンドで、呪詛を這い出すような怨霊ボーカル、重厚なメタリックギター、ミディアム・テンポからブラストビートビートにピッチが上がるドラムからは、ケンタッキー州という何もない片田舎で、風習や祟りが起きる猟奇殺人を想起させる。古い因習と悪魔主義。そんなイメージを想起させるバンドなのだ。