AFRO PUNK アフロパンクについて

このページでは黒人のパンク/ハードコア・バンドを紹介したいく。黒人のハードコア・バンドといえば、創始者のBad Brains(バッドブレインズ)を筆頭に、フィラデルフィアのハードコア・バンドYDI、Dischord Recordsディスコード・レコーズからリリースし、ワシントンDCのハードコア・シーンで活躍したBeefeater(ビーフイーター)。メンバーに黒人が在籍していたDead Kennedys(デッド・ケネディーズ)やSuicidal Tendencies (スイサイダル・テンデンシーズ)。80年代後半にニューヨークで活躍したハードコア・バンドのbsolution(アブソリューション)。90年代のバンドでは、ニュースクール・ニューヨーク・ハードコアの源流を作ったBURN(バーン)。BURN(バーン)のフロントマンであるチャカ・マリックが新たに結成したバンド、ヒップホップとハードコアの折衷スタイルのOrange 9mm(オレンジ・ナイン・ミリミータ)。スクラッチなどを取り込んだDOG EAT DOG(ドッグ・イート・ドック)。00年以降だと、西海岸のCEREBRAL BALLZY(セレブラル・ボルジー)、近年だとZulu(ズール)やいま話題の新世代ハードコア・バンドのTurnstile(ターンスタイル)。そして1970年代に活躍したパンクの先駆者のDEATH(デス)など、挙げたらきりのないくらい存在する。ここでは個人的にすごいと思ったバンドを紹介したい。

出典:PUNK Wiki

Bad Brains(バッドブレインズ)

まぎれもなくアフロ・パンク/ハードコアの創始者はBad Brains(バッドブレインズ)だろう。シャーマンが憑依したようなけたたましいボーカルで、パンクをよりノイジーに、より超高速に、より過激にしたサウンドで、唯一無二のオリジネイター。だが、白人の先駆者であるSex Pistols(セックス・ピストルズ)やGerms(ジャームス)と比べると、社会からはみ出したような反社会性な攻撃性、派手さなどは感じられない。それもP.M.A(ポジティブ・メンタル・アティテュード…積極的心構え)を信念に掲げているバンドだけあって、相手を攻撃するような怒りはなく、相手を肯定するようなフレンドリーなハッピーさがどこか漂っている。だがまぎれもなくハードコアの先駆者のひとつとして挙げられるバンドだ。
YDI
出典:Southem Lord Recordings

YDI

80 年代の初頭に フィラデルフィア・ハードコア・シーンで活動した黒人ボーカリスト Jackal(ジャッカル) 在籍のYDI。ボストンとワシントンDCハードコアから進化したスタイルのバンドで、ブチ切れボーカルが尋常でないテンションの高さで絶叫し、猛烈な勢いでたたみかけていくサウンド。“Black Dust (黒い塵)”や“Why Die ? (なぜ死ぬのか?)”、“Snarling Hate (唸る憎しみ)”、“My Hell (私の地獄)”といった曲の歌詞からは、自らが煩悶し、地獄のような内面の葛藤を歌っている。このバンドもまた黒人の深い心理を歌ったバンドなのだ。

アフロパンク
ジェームズ・スプーナー監督