AFRO PUNK アフロパンクについて

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Fishbone(フィッシュボーン)

アフロ・パンク/ハードコアを語るうえでけっして外すことできない重要なバンド。日本では90年代に彼らのことをミクスチャーロックという呼ばれ方をされていた。彼らがロサンゼルスのパンク・シーンから現れたバンドであることに間違いはない。スカ・パンクの創始者にして、ファンクにメタル、レゲェ―、ソウルミュージックまで、あらゆる黒人音楽をパンクに融合したサウンド。彼らが素晴らしいのは、聴いていて明るい気持ちになるし、何より元気をもらえる。太陽がみなぎるような底抜けの明るさと陽気さがいい。歳をとるにつれスルメイカのように味わい深さが増している。
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Rage Against the Machine(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)

映画ではこのバンドの名前を挙げている人が一人もいなかったのが、不思議に思った。ラップメタルの創始者にして、迫害されてきた者たちの怒りを歌ったバンド。ラップとメタルの融合という当時では画期的なサウンドを作った。ラップとメタルの融合というサウンド・フォーマットはその後たくさんのフォロワーたちを生んだ。だがLed Zeppelin(レッド・ツエッペリン)のようなフレーズの宝庫をより発展進化させたTom Morello(トムモレロ)のギタースタイルは、誰も真似できなかった。そしてこれほど怒りに満ちたバンドもいない。歌詞は資本主義を否定したノーム・チョムスキー、マルコムXの急進的黒人解放運動、チェゲバラの革命思想まで、あらゆるリベラル思想を詰め込んだ。これほど怒りとインテリジェンスにあふれた黒人バンドは彼らしかいない。

アフロパンク
ジェームズ・スプーナー監督