Seudo Youth(スード・ユース) 『Nobody Gets Down Like...Seudo Youth(ノーバディ・ゲッツ・ダウン・ライク...スード・ユース)』 (2025)
ロサンゼルス出身の80年代西海岸ハードコア・パンク・バンドによるデビュー・フルアルバム。 バンド名は、Napalm Death(ナパーム・デス)の1stアルバム『Scum(スカム)』に収録された「Pseudo Youth(ピュードゥ・ユース)」に由来している。しかし、そのサウンドからはNapalm Death(ナパーム・デス)のグラインドコア的要素はほとんど感じられず、むしろ初期Circle Jerks(サークル・ジャークス)のようなテンポの速いクラシック・ハードコアを奏でている。
けたたましい女性ヴォーカルがハイテンションで絶叫し、ディストーションを限界まで効かせたギターと、ファストでスピーディーに突き進むノイズまみれのサウンドが特徴だ。
自らを“アナーコ・ユース・クルー”と名乗っているわりには、歌詞は 「Go Home(家に帰れ)」「Big Mouth(でかい口を叩く奴)」「Meet Your Maker(あの世へ行け)」「Punishers(しつこい奴)」「Do As You Think(思うままにやれ)」 といった、タフガイ・コアのような罵詈雑言に満ちている。
極限までノイジーでダーティーなサウンドで突き抜ける、超攻撃的なハードコア。ここまで“音の汚さ”を徹底して突き詰めたバンドは他にいない。彼らにしか出せない独自性を持った作品である。