Suicide Eyes(スーサイド・アイズ) 『The Love Is Gone...(ザ・ラブ・イズ・ゴーン..)』 (2025)

ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のユースクルー・リバイバル・バンドのデビューアルバム。

Carry On(キャリー・オン)やCount Me Out(カウント・ミー・アウト)のようなスピーディーなハードコアに、Youth of Today(ユース・オブ・トゥディ)のようなストップ&ゴーなどを交えた、ユースクルーからの影響を感じるサウンド。

感情むき出しの熱いスタイルのヴォーカルに、シンプルで野太いハードコアギター、簡潔でスピーディー駆け抜けていくサウンドからは、信念を貫く固い決意を感じる。

バンド名のSuicide Eyes(スーサイド・アイズ)は、American Nightmare(アメリカン・ナイトメア)の「Hearts」という曲の「But it’s suicide eyes that wrote this song」の歌詞の一節から採用。フィラデルフィアのメロディック・ハードコア/パンクバンド、Horror Show(ホラーショウ)の「Stay Gold(ステイ・ゴールド)」をカバーするなど、「輝きを失うな」「あの頃のままで」というメッセージを掲げ、若い頃の仲間 失われた時間 友情と別れなどをテーマに掲げている。

歌詞は、「悲惨さは仲間を求める」「若くして死ぬ」「彼女は僕のものだった。」など、青春や仲間、喪失、苦い記憶をテーマにしたTVドラマ「愛という名のもとに」のような、青春のエモーショナルな感情をテーマにしている。失敗からくる青春の甘酸っぱさよりも、若さゆえの死という不幸と絶望などの、青春の暗い部分をテーマにしている。自殺願望や自己破壊衝動、絶望、苦悩などの深い感情の痛みの表現には、American Nightmare(アメリカン・ナイトメア)やHorror Show(ホラーショウ)から多大な影響を受けている。

ユースクルーに健全さにダークサイドの要素を加えた、エモーショナル・ユースクルー・ハードコアといえるバンドなのだ。