Senor & the Queen [7 inch Analog] Gaslight Anthem Sabot Productions 2008-03-25 |
07年に発表された4曲入りのEP。ここではこったギターアレンジはなく、荒々しいコードのパンキッシュなサウンドが展開されている。それにしてもアルバムジャケットもさることながら、歌詞も50、60年代を相当に意識している。2曲目ではエルビス・プレスリーへの憧れについて歌っているし、4曲目のタイトルは“ブルージーンズ&ホワイトTシャツ”と付けられている。この曲はワーキングクラスの日常を歌っているが、一見するとジェームス・ティーンが主人公のようにも思える。古きよきアメリカへの郷愁と、むかしのヒーローたちへの憧れの想いが交錯している。つぶやくようにぼそぼそと歌うボーカルも健在。シンプルなサウンド構成がダイレクトに心にしみてくる、いい作品だ。