イギリスはサウス・ロンドン出身のクロスオーバー・ハードコアのデビュー作。イギリスのハードコア・バンドだが、80年代のニューヨーク・ハードコアの影響が強いバンドだ。
Mastermind(マスターマインド)のサウンドとは、ニューヨーク・ハードコアのクロスオーバー・シーンとメタルを融合。とくにCRUMBSUCKERS(クラムサッカーズ)からの影響が強く、速さを追求したスピード感よりも、メタルのリフや独特なテンポを重要している。
連射のようなギターのリフから、スローダウンするサビ、メタルのテクニカルなギターソロに熱い歌声のボーカル。ファミコンで例えるならテクニックや連射を追求するような、マニアックさがあり、ギターテクニックやテクニカルでテンポが色々代わっていくマニアックなサウンドを追求しているバンドなのだ。
テクニックをストイックに追求していく姿勢はジョークにもとれるユーモアさがある。同じことを繰り返す忍耐さにはギターへの愛着と情熱を感じる。熱さにあふれたサウンドで、懐かしくも特殊で変わったクロスオーバー・ハードコアなのだ。