Days Spent(デイズ・スペント)
『Grieve/Thrive(グリーヴ/スライヴ)』

フロリダ出身のニュースクール・ハードコアバンドの3作目のEP。MADBALL(マッドボール)をさらに激しくしたようなハードコアで、息が詰まるほどシリアスな雰囲気が特徴のバンド。

MADBALL(マッドボール)の特徴であるビートダウンしたサウンドを、さらにノイジーに重く仕立て、そこにヒステリックな怒声の女性ボーカルがニューヨーク・ハードコア特有の歌い回しで、怒りや惨めさ苦痛や不安といった感情を紡いでいく。

日本語で『深く悲しむ/力強くなる』という意味の今作では、フェミニズムや詐欺師、パワーハラスメントなどについて歌っている。“Remain(リメイン)“では、中絶に抗議する特権階級の白人男性について怒り、“Best Wishes(ベスト・ウィッシュ)”では、自分の利益のために虚偽の話を広める人物を咎めている。また“Jade’s Song(ジェイドズ・ソング)”では、友人を守るため、社交界での虐待行為を止めるよう呼びかけている。そこには権力者への反発や弱者の怒りに満ちている。

新しく取り入れたシリアスな歌い方や、ブレイクダウンや警告音のようなフレーズを取り入れたギター・サウンドと相まって、さらに深化した作品に仕上がっている。

歌詞もサウンドも深みが増し、ブラッシュアップされ、成長の兆しが見える。MADBALL(マッドボール)のサウンドをベースに、深化させ、オリジナリティを獲得した作品なのだ。